知識

Ⅱ.コンテナ

1.コンテナの種類

(1)乾貨物用コンテナ―(Dry Container)
(2)断熱コンテナ(Insulated Container)
  a)冷凍コンテナ(Reefer Container) +25℃~-30℃
  b)保冷コンテナ(Insulated Produce Container)
  c)通風コンテナ(Ventilated Container)
(3)特殊コンテナ(Special Container)
  a)オープントップコンテナ(Open Top Container)
  b)フラットラックコンテナ(Flat Rack Container)
  c)プラットフォームコンテナ(Platform Container)
  d)液体用コンテナ(Tank Container)
  e)撒貨物用コンテナ(Bulk Container)
  f)自動車用コンテナ(Car Container)
  g)動物用コンテナ(Pen Container)
  h)生皮用コンテナ(Hide Container)
  i)サイドオープンコンテナ(Side Open Container)
出典: Wikipedia 海上コンテナの種類

乾貨物用コンテナ(Dry Container)


乾貨物用コンテナ(背高コンテナ)(Dry Container)


フラットラックコンテナ(Flat Rack Container)


冷凍コンテナー +25℃〜−30℃(Reeder Container)


オープントップコンテナ(Open Top Container)


液体用コンテナ(Tank Container)


撒貨物用コンテナ(Bulk Container)


動物用コンテナ(Pen Container)

2. オペレーション方式の違い

(1)トランステナー方式
ヤードと本船船側間とのコンテナの移動にシャーシを使用し、積み卸し及び保管作業はトランステナー(門型移動式クレーン)を使用する方法。トランステナーにはラバータイヤマウント方式とレールマウント方式がある。

(2)ストラドルキャリア方式
ヤードと本船船側間のコンテナの移動はストラドルキャリアを使用する。トランステナーに比べヤード内でのコンテナの積み重ね段数が低く、タイヤの走行スペースも1列ごとに確保しなければならないため、ヤードの有効活用からはトランステナー方式に劣る。米国のマトソン社が開発したものでマトソン方式ともよばれる。

(3)シャーシ方式
コンテナをシャーシに載せたままヤード内に蔵置する方式で、ヤード内での保管、移動、本船での揚げ積みもシャーシを使用する。米国のシーランド社が開発したものでシーランド方式ともよばれる。
特殊な荷役機器が不要で作業中のコンテナの損害発生の機会も少なく、全てのコンテナが常時取り出し可能という利点はあるが、保管する広大なスペースが必要で、コンテナと同数のシャーシを必要とし費用が嵩み、各船会社のシャーシが混在するため管理が難しいこともあり、日本では少ない方式。

(4)リーチスタッカー方式
リーチスタッカーは、コンテナを吊り上げて移動または積上げしたり、シャーシに積み卸しする荷役機械(特殊自動車)である。
運転席前方に垂直マストがないので前方視界が非常に良好で、フォークリフトやトップリフターよりも作業性と安全性に優れている。
スプレッダーは運転席からの操作で幅を可変できる機能と水平回転する機能も有しているので、コンテナの正面、横、斜め等如何なる方向から接近しても吊り上げることが可能である。




出典:三菱ロジネクスト製 港湾荷役機器

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