IUMIとTAPA EMEA、貨物盗難と貨物詐欺の急増を警告 2026/02/03
国際海上保険連合(IUMI)と輸送資産保護協会(TAPA)EMEAは世界のサプライチェー
ンでの貨物の盗難と貨物詐欺の急増を憂慮すべき事態として警告している。欧州、南
北米州、アフリカで事件が増加しており、特に中南米とアフリカでは深刻で暴力的な
攻撃が発生している。
2022年から2024年の間に129カ国で約16万件の貨物犯罪が報告され、数十億ユーロの
損失が発生した。犯罪者は偽会社、偽造文書、AIツールなどの高度なデジタル手法を
使用して詐欺を犯すことが多くなり、その検出が困難になっている。IUMIとTAPA
EMEAはサプライチェーンの関係者と政府に対し、輸送業者の審査、資格情報の検証、
セキュリティ基準の遵守や安全な施設の使用など、緊急の対策を講じるよう求めてい
る。貨物取引プラットフォームにも、偽の輸送業者を防ぐための強力な本人確認を実
施するよう求められている。暴力的な盗難は一部地域で依然として問題となっている
が、デジタル詐欺は世界中で急増しており、グローバルサプライチェーンに重大な脅
威をもたらしている。
・国際海上保険連合(IUMI (International Union of Marine Insurance) は海上保
険アンダーライターによる国際機関(本部:ハンブルグ)で、2024年の理事国は英、
米、独、日、仏、蘭、ノルウェー、加。日本は日本損害保険協会が会員。
・Transported Asset Protection Association (TAPA) EMEA:輸送資産保護協会
(TAPA)は1997年に輸送産業における安全性を高めるために設立。製造から保管、輸
送、納入までの製品の安全性を確保するための基準を提供、特にハイテク資産の保護
に特化して設立された非営利団体で、レベルAは最も高い基準を満たすことを求めら
れる。EMEAはEurope, Middle East & Africaの略。