国交省関東地整局 横浜港本牧ふ頭全CTでCONPASを試験運用 BC2で原則予約を実証
国土交通省関東地方整備局は11月に横浜港本牧ふ頭の全コンテナターミナル(BC、D1、D4)で、コンテナターミナルのゲート前混雑の解消やコンテナトレーラーのターミナル滞在時間の短縮を目的としたCONPASの試験運用に取り組む。
また、BCコンテナターミナル(BC2ゲート)では、CONPAS「原則予約」の試験運用に取り組むが、8月に同ターミナルで試験運用したCONPAS原則予約では、関係者の協力の下、大きな混乱もなく、ターミナルを利用する9割以上の車両によるCONPAS予約を実現している。
本牧ふ頭D1、D4、BC1ターミナルでは、11月13~27日に試験運用し、D1ではトレーラーの分散・平準化、D4ではトレーラーの分散・平準化とCY内荷役効率化、BC1ではトレーラーの分散・平準化とPSカード活用を試験する。参加するのは、神奈川県トラック協会・海上コンテナ部会加盟店社を含む各ターミナルで搬出入する全てのCyber Port・CONPAS利用登録店社。
またBC2では、11月26~27日の2日間にCONPAS原則予約を試験するとともに CY内荷役効率化にも取り組む。神奈川県トラック協会・海上コンテナ部会加盟店社を含むBC2ゲートで搬出入する全ての利用店社が参加できる。
今回の試験運用では、全ターミナルで搬出(実入・空)・搬入(実入・空)コンテナが対象となる。
また横浜港では、全ターミナルでCONPASのペナルティ制度を運用する予定だ。これは、適正な運用を担保するための対応として、予約したにも関わらず、キャンセルなしで放置した「すっぽかし」などにペナルティを課すもので、「すっぽかし」が累積で15件に達すると、CONPASが「利用停止」となる。すでにCONPASを常時運用している南本牧ふ頭では同制度を5月から導入している。